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斎藤 公明
Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM), 6 Pages, 2000/05
U系列、Th系列、Kの天然放射性核種による空気カーマ率は、環境中の線源形状により変化する。線源形状とカーマ率の関係を、モンテカルロ・シミュレーション計算を用いて調べた。異なる線源形状を持ついくつかの典型的な地形をモデル化し、計算を行った結果、空気カーマ率の変化は線源が張る立体角にほぼ比例すること、しかし変化の程度は立体角の変化よりも小さいことがわかった。また、川の上では、線源を見る立体角が非常に小さくても、散乱線による空気カーマが有意に存在することが明らかになった。
斎藤 公明; P.Jacob*
Radiation Protection Dosimetry, 58(1), p.29 - 45, 1995/00
地中の単色エネルギー平面線源及び地中に一様分布した天然核種からのガンマ線に対する単位線源強度あたりの空気カーマを、地上300mまでの12高度について、モンテカルロ法を用いて計算した。平面線源の場合、10keVから5MeVまでの18線源エネルギー、0~200g/cmの22線源深度を考えた。天然核種に対しては、最近の核データファイルに収められている光子全てを考慮した。エネルギーと入射角度に関する2次微分フルエンスも、全てのケースに対して計算を行い、一般的性質の検討を行った。また、土の組成の影響に関する議論を行った。
山口 恭弘
Journal of Nuclear Science and Technology, 31(7), p.716 - 725, 1994/07
被引用回数:6 パーセンタイル:52.28(Nuclear Science & Technology)国際放射線防護委員会(ICRP)は、1990年に採択した基本勧告の中で、放射線防護に用いる線量の定義を変更した。したがって、新定義に基づいた線量評価法が今後求められる。本論文は、光子外部被曝に対する空気カーマ及びフルエンスから実効線量に変換するための線量換算係数の計算結果をまとめたものである。計算には、モンテカルロ法及び成人の人体模型を用いた。実際に直面する多くの被曝状況をカバーするために、11種類の照射ジオメトリーについて17keV~8.5MeVのエネルギー範囲の換算係数が計算された。また、残りの組織に対する組織荷重係数の例外適用、各臓器の等価線量の実効線量への寄与割合、周辺線量当量と実効線量の関係が検討された。
山口 恭弘
Radiation Protection Dosimetry, 55(2), p.123 - 129, 1994/00
年齢が異なる6体の人体模型(0,1,5,10,15歳及び成人)を用いて、外部光子に対する実効線量をモンテカルロ法で計算した。17keV~8.5MeV範囲の12光子エネルギー及びAP,PA,PLAT,ROT,ISOの5照射ジオメトリーに関して計算した。計算結果は、空気カーマから実効線量への換算係数としてまとめられた。本計算での年齢区分は、内部被ばく線量計算での区分と同じであるので、求められた換算係数は公衆の合計線量(内部+外部)を評価するのに役立つ。AP以外の照射ジオメトリーでは、年齢が下がると実効線量が高くなる傾向が見られるが、APジオメトリーでの年齢と実効線量の関係は複雑なものとなっている。